最近、フェイスブックでワンコの投稿見ていますと、ワンコも人と同様に肌が弱い子が結構見受けられます。

完治を目指す病気ではなく、できるだけ痒みと炎症のない状態をつくってうまく付き合っていくことが治療の目的となる病気だという、アレルギー性皮膚炎。そのため、飼い主の理解と努力が治療には重要になってきます。今回は、複数あるアトピー性皮膚炎の治療について獣医師さんに解説していただきました。

犬のアレルギー性皮膚炎とは?
この病気の中でもっとも多いのが、アトピー性皮膚炎。これは、環境中のアレルゲンによって引き起こされることが多く、痒みを伴う皮膚病。遺伝が関係し、特徴的な症状を示します。治療は多くの場合、それぞれの犬とそのときどきの状態に合わせて複数組み合わせて行います。

症状を軽減する4つの対処法
1:アレルゲンの回避
花粉やハウスダストマイトなど、アトピー性皮膚炎を起こすアレルゲンは複数あります。検査や曝露歴などから原因となるアレルゲンが分かっていれば、こまめな掃除や洗濯、屋外に出す時間や季節を選ぶなどして、犬がアレルゲンにさらされる危険性を減らしましょう。食べ物が関係していることが疑われる場合には食事内容を変更し、ノミやダニの関与が疑われる場合には徹底的な駆除を行います。

2:炎症を抑える薬
ヒフに炎症がある場合には、まずそれを治してあげる必要があります。
<炎症を抑えるために使われる薬>
・シクロスポリン
・ミソプロストール
…などの非ステロイド系抗炎症薬、さまざまな抗ヒスタミン剤、そしてステロイドがあります。
<ステロイド以外の薬の特徴>
犬によって合うか合わないかが大きく異なりますので、複数の薬を試すことになるかもしれません。
<ステロイドの特徴>
アトピー性皮膚炎の治療で標準的な薬です。副作用を起こさないためには、病院の指示を守り、食欲や飲水量、ヒフの状態に変化がないか、よくチェックして下さい。投薬量や期間に疑問を持ったら、率直に主治医の先生に相談しましょう。

3:アレルゲン特異的免疫療法
少し難しい名前ですが、減感作療法という名前でも知られています。ヒフの中にさまざまな種類のアレルゲン溶液を注射して、どのアレルゲンが皮膚炎を引き起こしているかを判定する「皮内試験」を行ってから行います。どの犬でも行えるわけではなく、またこの治療法を実施できる病院も限られていますが、アトピー性皮膚炎の犬では必ず選択肢の一つとなる治療法です。

4:抗菌剤
アトピー性皮膚炎の犬では細菌や酵母(カビの一種)の感染が起きやすくなっています。必要に応じて、飲み薬や塗り薬、シャンプーで抗菌剤を使用して、それらの感染をなくしてあげる必要があります。

《獣医師さんからのアドバイス》
上記4つのほか、必須脂肪酸の摂取とヒフのバリア機能を高める製品の使用などがあります。いずれも、効果は断言できませんが試してみる価値はあるかもしれません。アトピー性皮膚炎は、上手に長く付き合う病気ですので、ご自分の愛犬に合った病院と治療法を見つけ、痒みのない生活を送らせてあげたいものですね。

上手につきあってもせいぜい15年、家族ですからなるべく快適な生活環境と病気の予防、病気になった時のケアをしたいと思っています。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。


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