カゼインについて

牛乳に含まれるタンパク質で免疫力アップ効果も

牛乳のタンパク質の約80%を占め、牛乳やチーズなどの乳製品に豊富に含まれます。

消化吸収機能を高めて、免疫力を上げる働きがあります。

その栄養価の高さから、プロテインパウダーなどの栄養補助剤としても販売されています。

また、カゼインが腸内で消化される過程で出来るペプチドは、カルシウムと結びつきやすく、体内でのカルシウム吸収を助ける働きがあります。

牛乳アレルギーを持つ人は、カゼインプロテインのみの摂取でも症状が出る場合があるので、注意が必要です。

食品化学や材料化学の分野でも利用されている

栄養補助剤

カゼイン自体が栄養価の高いタンパク質であるため、栄養補給を目的に栄養補助剤として使われています。またカゼインはカルシウムと結びつきやすく、ヒトがカルシウムを吸収するのを助ける性質があるため、カルシウム補給を目的とした栄養補助剤に添加されます。

安定化剤

カゼインは水溶液中でミセルを形成し、他の不溶性の物質の分散を助け、長期間安定に分散した状態に保つのを助けます。この性質を利用して、カゼインは加工飲料や化粧品(特に乳液)などの安定化剤として利用されています。この用途には、より水溶性が高く使いやすいカゼインナトリウム塩(カゼインNa)が繁用されています。

カゼインプラスチック

牛乳に酸を加えるなどするとカゼインは沈澱して、象牙に似た外観の熱可塑性のプラスチックとなります。これをカゼインプラスチック、ラクトカゼインなどと呼びます。印章、ボタンなどの材料として工業的に利用されています。1898年にドイツで発明されました。染色もできます。

プロミックス

カゼインにアクリロニトリルをグラフト重合して作った繊維をプロミックスと言い、1970年代に東洋紡によって開発されました。絹に似た風合いが特徴です。

塗料

カゼインをアンモニアなどのアルカリで中和することによって水溶化し、古くから塗料原料(主には皮革用塗料)として使用されています。

接着剤

初期の集成材は、接着剤にカゼインを利用していました。アメリカには1930年代にカゼインを利用した集成材で建設された図書館が現存します。


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