ビタミンB₁について

ビタミンB群は助け合いながら働く

ビタミンB群は「ビタミンB₁」「ビタミンB₂」「ナイアシン」「ビタミンB₆」「ビタミンB₁₂」「パントテン酸」「ビオチン」「葉酸」の計8種類のビタミンのことをいいます。

このビタミンB群は人間が生きていくために欠かせないエネルギーをつくる栄養素たちなのですが、ひとつだけでは効果を発揮しにくい。そのため、ビタミンB群は一緒に摂取することが大事です。

ビタミンB₁は糖質の代謝、疲労回復に働く

「ビタミンB₁」の働きとしてはまず、疲れを回復させること。体は運動すると乳酸という物質が溜まって疲れやだるさを感じる仕組みになっているんですけど、ビタミンB₁は その乳酸を分解してエネルギーに換える手助けをしています。「疲れたなぁ。だるいなぁ」と思ったときはビタミンB₁不足ってことも多いといわれています。

それからもうひとつの大事な仕事、それが糖質の代謝です。糖質をエネルギーに換えていかないと、脂肪に姿を変えてしまうからビタミンB₁は大忙し。それにビタミンB₁は糖質だけをエネルギー源にしている脳への影響も大きいです。頭を使うときは糖質が必要なわけで、つまりはビタミンB₁も絶対に必要だってこと。頭の回転を良くするためにも大切な栄養素なんです。

ビタミンB₁が多く含まれている食材といえば、豚肉。部位でいうと、ヒレが一番多く、ロース肉、バラ肉と続きます。ウナギのかば焼きにも多く含まれていますよ。エネルギー補給をしたいときに、自然とビタミンB₁を含む食べ物を体が欲しているのかもしれません。

日本人の主食は ご飯なわけですが、ほとんどの人は精白米といって、ビタミンB₁が豊富なヌカを取り除いたものを食べていますよね。精白米は洗い過ぎないようにすること、たまには胚芽米や玄米、麦ご飯にするのもオススメです。

ビタミンB₁が不足するとイライラやだるさの原因に

ビタミンB₁は糖質の代謝に関わるので、不足すると糖質がうまくエネルギーにならないために、イライラやストレスを感じたり、食欲不振、疲れやすくなったりします。

さらに不足すると脚気(かっけ)になってしまい、心臓の機能が低下してむくんだり、神経に障害が起きて足がしびれたりします。重症になると死に至ることもある怖い病気なんです。ビタミンB₁の含有量が少ない精白米を食べる東洋に多く、日本でも江戸~大正時代にかけて、白米を多く食べる人を中心に広まったそうです。

現代は少ないとはいえ、インスタント食品や外食が増えてビタミンB₁の不足による脚気は報告されています。病気でいうともうひとつ。ウェルニッケ脳症を引き起こすことがあるんです。眼球運動の麻痺。歩行運動の失調、意識障害を伴う病気です。

体内に ほとんど貯蔵されることはありませんので、摂り過ぎて体に悪くなるということは心配する必要がありません。ただし、他のビタミンなどと同じく、サプリメントなどで大量摂取を続けていると頭痛、イライラ、かゆみが副作用として出てくることがありますので、十分に注意してください。

スイーツ・お酒好きは積極的にビタミンB₁摂取を!

ビタミンB₁は糖質をエネルギーに換える働きがありますので、甘いお菓子、糖質を含む清涼飲料水、白米やパンといったものをたくさん食べるとビタミンB₁の必要量も多くなります。

糖質をエネルギーに換えることばかりにビタミンB₁が使われて、疲労回復の分が無くなってしまうことになりかねません。イライラして、ついまた甘いものを食べたくなるから悪循環になるんですね。

更にビタミンB₁はアルコールの代謝にも必要な栄養素ですから、お酒好きな人も積極的に摂り入れましょう。肝臓の働きを活発にしてアセトアルデヒドを早く排出するので二日酔いにも効きます。

効率よく摂り入れるにはビタミンB₁が水に溶けやすく、アルカリで分解される性質を持っていることを踏まえることです。調理や加工時に煮汁や茹で汁に成分が溶け出すので味噌汁やスープにしたり、炒め物にするといいですね。

油脂にはビタミンB₁の消費を節約する働きがあるので、油料理はオススメです。それにニンニクと共に調理するとビタミンB₁の疲労回復作用が長持ちするといわれています。豚肉をニンニク、白菜キムチなどと一緒に炒めるなんていかがでしょうか?

ビタミンB₁を多く含む食品(1食あたりの含有量)

  1. 豚肉(ヒレ) 1切れ=80g・・・1.06mg
  2. 豚肉(ロース赤) 1切れ=80g・・・0.55mg
  3. ウナギのかば焼き 1串=100g・・・0.75mg
  4. ボンレスハム 3枚=60g・・・0.54mg
  5. 玄米のご飯 150g・・・0.24mg
  6. タラコ 1/2腹=30g・・・0.21mg



雑学・豆知識 ブログランキングへ

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る